社長ブログ
2022年07月28日木造住宅
木造建築の作業場と倉庫
以前は木造建築を手掛ける会社は墨付け手加工をする作業場があり、加工用機械をそれなりに揃えていましたし、規模の大小を問わず少なくとも注文住宅の施工を主とする会社であるならば、それなりの倉庫に乾燥材の保管がありましたが、木材の墨付け手加工をプレカットに外部に委託するようになり、造作材などの加工ための作業場まで持たない木造建築をする会社がほとんどになり、それに伴って造作材まで既製品の仕上げ済み材を多く使うようになってしまった。そのために材木をストックする倉庫まで持たない会社がほとんどですが、弊社は事務所の後ろに作業場を構え、墨付け手加工で住宅を建てていますし、倉庫には自然乾燥したいろいろな木材を、持たなければ注文住宅の多種多様な仕様に応えることはできないと、私は思っています。
需要と供給のバランスの中で、割安価格での材の調達が可能な機会も少なくはないですし、まして、木材市場や商社問屋などで直接購入ができるようになった昨今では、良材を大きな単位で割安に仕入れ、ストックし、乾燥材として使用することは、作業場と倉庫がある会社にしかできないことである。