2022年03月07日自然素材の住宅
日本独特の床材である畳
洋風の暮らしになった今でも一部屋は畳の和室が欲しいという方は多いのでは無いでしょうか。
そもそも畳とは畳床と呼ばれる畳の芯にい草を編んで作った畳表を貼り付けて作ります。
畳床として使われる素材にはフォームポリスチレンなどの建材を使うのが主流ですが、昔ながらの伝統素材である圧縮した藁で作られた畳床は高価ですが耐久性や復元力に優れるため、きちんとお手入れをすれば長く使うことが出来ます。
畳床にかぶせる畳表は経糸にい草を織り込んで作られており、経糸は麻糸で国産のい草をつかったものが高級品で、独特の風合いと、程よい硬さとクッション性を兼ね備えているため非常に心地よく、天然素材であるい草の香りはリラックス効果が高いことに加えて二酸化窒素などを吸着することで空気をきれいにする効果があります。
湿度を調整する機能もあり、暑い時はひんやりと寒いときはあたたかくなります。
フローリングと比べると畳自体に厚さがあるため防音、防震性能も高いですし、大切に使えば畳は新調まで10年ほど使うことが出来ます。
床:畳 壁:四国化成ジュラックスA 天井:杉無垢板 書院天板はヤニ松無垢板