社長ブログ

和室と床の間

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2022年01月24日木造住宅

和室と床の間

 

床の間は、和室の一角に、季節によって掛け軸や花を変えたりして、日本ならではのゆとりが楽しめる空間ですが、最近は和室をつくる家が少なくなるとともに、床の間を見かけることも少なくなりました。
また、生活様式が変わり、床の間があっても使われない家も増えているようです。
床の間は普段の生活でも神聖な場所として扱われ、床の間の掛け軸、香炉、活けた花などを鑑賞する場所です。
余計なものを置かず、空間にゆとりを持たせることで、和室全体にもゆったりした雰囲気をもたらします。
中でも掛け軸は縁起が良く、家の運気をあげるとも言われますし、お子さんのいるご家庭では、お雛祭りや五月人形など床の間に飾ると、空間がグッと締まります。

畳は、断熱性、吸湿性、吸音性に優れイグサから作られる畳の香りには、鎮静効果があるといわれています。

掛け軸を飾ったり花を生けたり、季節のしつらえをその小さな空間で表現する床の間は、あるのとないのとでは雰囲気が違ってきます、家を建てるとき床の間のある和室を考えてみませんか。

 

 

床:畳敷  壁:四国化成 繊維聚楽壁塗り 天井:杉材の格天井 床柱:杉 落とし掛け:杉(白太)

床框:杉面皮漆塗り 地袋・天袋:ケヤキ無垢板 書院天板:脂松無垢板