社長ブログ

在来工法の浴室 その2

Blog一覧へ戻る

2022年01月11日木造住宅

 

 

浴室の在来工法とは、現場で職人が壁や床を1から作るお風呂の事です。

 規格品のユニットバスのお風呂と区別して、こう呼ばれます。

 日本で家づくりの工法として昔から使われてきた、木の梁と柱を使って建てる「木造軸組工法」を、在来工法と呼ぶ時がありますが、種類の意味を持つ在来工法ですが、在来工法で建てた家には在来工法の浴室しか設置できない訳ではありません。

 どの工法で建てられた家でも、在来工法・ユニットバスどちらの浴室も選ぶ事ができます。在来工法のお風呂はコンクリートが打設され、表面の仕上げ材に使われるのは、タイルや木材などが一般的です。

 浴槽は、浴室埋め込みタイプ以外にも、脚付きや特殊な形状など、様々なデザインやタイプを選ぶ事ができます。

 ユニットバスが登場するまで使われてきた在来工法のお風呂ですが、設計の自由度や豊富なデザインなど、箱型になっている規格品のユニットバスは、設置場所にある梁や柱が干渉することがありますが、在来工法は梁や柱などの干渉物を避けながら、自由に設置できる利点を持っています。在来工法のお風呂は、足つきの浴槽や、特注の仕上げ材など、予算に応じて個性的なデザインの部材を選べるメリットがあります。

 ユニットバスの規格的なデザインでは物足りないという方には、在来工法が向いていますし、ユニットバスは取り付けられる窓の種類と位置が決まっているため、場合によっては窓のデザインを妥協しなくてはなりませんが、在来工法では好きなデザインの窓をある程度自由な位置に取り付ける事ができます。設計の自由度が高い利点となっている在来工法のお風呂です。