2021年05月08日能登ヒバ
能登ヒバ
日本では古来より建物は木造で、建造されてきました。
また私たちの身近にも、建造から数百年の木造の神社仏閣が数多く立ち並び親しみを与えてくれています。
しっかりと自然乾燥された木材は、こんなにも耐久性のある材料なのです。
私たちが住まいに使用する能登ヒバは、主に能登の山で温度や湿度の変化など、何十年の四季を経験し育った木を9月頃から2月頃までの「伐り旬」と言われる時期に伐り倒し、搬出、粗挽き製材し、時間をかけてじっくりと乾燥させる、なぜそんなに「てまひま」をかけるのか、理由はひとつ、「住む人にとって、良いことだから」。
自然乾燥材は、人工乾燥材に比べ、色つや、香りの面でも大きく差が出ます。天然乾燥材は日常の気温、風に晒して自然な状態でゆっくり乾燥させていきます。
時間は掛かりますが、木の細胞を殺すことなく、木が本来持つ独特の色つや、強度的な観点から見た粘り強さ、見た目の美しさ、木の本来の香りやシロアリなどを寄せ付けないヒノキチオールの成分、など数々の優れた特徴をそのまま残します。
製材会社で能登ヒバを板材と、角材に製材する。
製材された能登ヒバを事務所の横で自然乾燥する。
能登ヒバの15mmの板をフローリングに加工して天井に貼る、自然乾燥した能登ヒバは、人工乾燥と違って、木の香りがすごくします。